ある日はコーディネートの主役となり、
また別の日にはインナーとして欠かせないアイテムになったり、と
毎日の着こなしに欠かすことのできない
“カジュアル名品”をピックアップ。
ReNAVEディレクターの斉藤くみが、
素材やディテールへのこだわりを語ります。
ReNAVE的カジュアル名品 4
Item 1
ノースリーブシアーニット
トレンドのシアーニットですが、あまりに透けすぎても大人には難しいので、シアーのほどよいさじ加減にこだわり抜いています。特にお気に入りは、こんな黒一色の着こなし。シアーニットのおかげで素材感にわかりやすいコントラストがつくのでシャレ見えしますし、暑い季節の黒コーデに涼やかな印象もプラス。シアー素材だからといって構える必要はなく、カットソー感覚でぜひ取り入れてみてください。
Item 2
Tシャツワンピース
Tシャツワンピースというある意味ベーシックなアイテムを、どう今年らしくアップデートして着るかということを考えてデザインした1着。シンプルなTシャツワンピだとどうしてもほっこりしがちなので、ほんのりコクーンシルエットにしてフォルムを際立たせることでモード感をプラス。昨年大人気だったファンクションTと同じ素材で、ドレープの落ち感の美しさが際立つように仕立てました。ガンガン着てガンガン洗えるので(笑)、真夏まで重宝するはずです。
Item 3
ファンクションノースリT
肩の部分にタックを入れることで構築的なシルエットに仕上げ、肩と腕がとことん華奢に見えるように調整したノースリーブTシャツ。素材は人気のファンクションTシリーズと同じもので、接触冷感性がさらにアップしたので一層快適に。私自身、暑い夏はこればかり着てしまうこと間違いなし!ほどよいハリ感とツヤがありクタッとしすぎないので、ノースリTとデニムというシンプルな着こなしが簡単に決まるのも魅力です。
Item 4
袖ボリュームカットソー
年齢を重ねると、1枚で着るのが難しくなってくるロンT。特にカジュアルに着こなすとなると、アクセサリーで盛るわけにもいかず、一層その難しさがアップすると思います。そこで袖のボリュームやタック、クロップドレングスなどのディテールにこだわり、ロンT感覚で着こなせて1枚で決まるデザインを吟味。夏でも快適に過ごせるよう、UVケアと接触冷感、マシンウォッシャブルの機能を持つ素材を選んだこともこだわりです。
PROFILE
斉藤 くみ
KUMI SAITO
ファッション誌を中心に広告やカタログ等のブランディングから、スタイリストとして活躍中。モードからリアルクローズまでトレンドをおさえたスタイリング提案に定評があり、幅広い分野から信頼を得ている。「ReNAVE(リネイヴ)」のディレクター。
STAFF
Photographer : KENTARO WATANABE
Stylist : KUMI SAITO
Hair : KOTARO
Make up : MASAYO TSUDA (mod’s hair)
Edit & Text : MIHO HOTTA