毎日を忙しく過ごす大人にとって、
シーンや予定に応じた着こなしは意外と悩ましいもの。
ディレクター福田亜矢子が考える、
トレンド感と上品さ、清潔感を兼ね備えた
予定別のおしゃれとは?
気の置けない友人とランチ
昔からスカートは大好きなのですが、年齢を重ねるにつれて似合うデザインが減ってきたことも確か。そこでシンプルだけどモードに見えるコクーンスカートを作りました。太ももに切り替えを施すことで立体感が生まれ、体型カバーにも一役買ってくれます。トップスにはこのスカートとのバランスにこだわったビスチェを。シンプルなロンTを重ねて、カジュアル感もありつつちょっとだけよそいき、というスタイルを完成させました。
仕事関係の方たちと打ち上げディナー
いつも仕事でお世話になっている方たちと、プロジェクトの打ち上げを兼ねてホテルでディナー。華やかさときちんと感の両方が必要なこんな日は、ドッキングワンピースとジャケットの組み合わせをチョイス。ワンピースはトップス部分がリブニット、スカート部分はハリのあるフレアシルエットで、コーデ要らずで圧倒的な華やかさが手に入るのが魅力です。マニッシュなオーバーサイズのジャケットを羽織って、テイストミックスに仕上げました。
仕事仲間と新ブランドのレセプションへ
トレンドカラーのゴールドメタリックが効いたフレアブラウスは、これだけで主役級の存在感を放つキャッチーなデザイン。ふんわりとしたシルエットが可愛らしく、素材に透け感もあり、夜のお出かけにぴったり!フレアの切り替え位置が高いのでスタイルアップ効果も狙えます。ボトムスにはデニムを合わせ、さらに足もとはサンダルで抜け感もプラスして、“張り切りすぎない”ドレスアップに着地させて。
NAVEの展示会でお客様をお出迎え
自分らしいお仕事スタイルというと、まず思い浮かぶのがこんなコーディネート。今までのNAVEのジャケットはダブル仕立てだったのですが、今シーズンはゆるく着られるオーバーサイズのシングルジャケットを作りました。ジャケットだからといって改まるのではなく、ぜひカーディガン感覚で取り入れて欲しいと思います。インには同素材のキャミワンピースでほどよく女らしく。セットアップも、ワンピース合わせにすることとジャケットのシルエットを更新することでフレッシュな印象に。
おひとりさま時間に気になっていた映画へ
シアーとラメは今シーズンの2大トレンドで、NAVEでもさまざまなアイテムを作っています。中でもこのスカートは、ニュアンスがとても良い上質な素材を見つけたことで実現したもの。大人が取り入れるのにふさわしい、適度な透け感と上品な表面感が気に入っています。あとはシルエット!シアーでふんわりスカートだと甘くなりすぎるので、こんなIラインに。カットソーとGジャンを合わせ、カジュアルダウンしたのもポイントです。
PROFILE
福田 亜矢子
AYAKO FUKUDA
大学卒業後は出版社に入社、後に渡英。帰国後、アシスタントを経てスタイリストに。現在は、女性誌を中心に活躍。大人の審美眼で選んだベーシックアイテムに、女性らしさと、どこか洗練されたエッセンスが織り込まれたスタイリングは、幅広い読者層から支持を集めている。「Nave(ネイヴ)」ディレクター。
STAFF
Photographer : KENTARO WATANABE
Stylist : AYAKO FUKUDA
Hair : KOTARO
Make up : MASAYO TSUDA (mod’s hair)
Edit & Text : MIHO HOTTA